初心を常に確かめ学びを続けること―「3学期始業式のことば」
1月8日(金)に予定されていた第3学期始業式は緊急事態宣言の発出により延期され、12日(火)に放送で行われました。富谷校長の「始業式のことば」の要旨は以下です。
<初心を常に確かめ学びを続けること>
あけましておめでとう。感染への不安の中で冬休みを過ごしたことと思いますが、皆さんが健康で登校できたことを大変うれしく思います。
「一年の計は元旦にあり」と言いますが、心を引き締め、学ぶ目標を確かめることが大切です。
①新年になると、何事にも『初』という文字をつけますが、これは『初心に返る』ことです。したがって、皆さんが入学時に誓った『初心』は何であったのかを改めて確かめましょう。
②また、『新年』を『心念』『信念』と置き換えて、自分の学ぶ目的を常に心に念じ、それを達成するため『信念』を持って努力しましょう。
<知・技・心を鍛えること>
新年に当たって、秀明学園の校訓である「知・技・心」を鍛える方法について確認をします。
「知」を高めるには、まず目標が必要です。次に計画を立てること。計画を立てる際は自分で案を作り、それを担任だけでなく教科の教員にも見てもらう。そして決断して実行する。このとき、日にちと時間の記録をしっかりとることが肝心です。わからない時も投げ出さず、考え続けることによって問題を解決する力が高まっていきます。
「技」は、鍛えた効果が最もわかりやすく現れます。基礎練習の反復で正確な形を身に付け、スポーツであればウエイト・トレーニングで汗を流し、限界に挑むことにより筋肉は盛り上がります。基礎基本ができあがってこそ、色々な技が展開できるようになるのです。英語も基礎基本の型を身に付けることで、必ず上達します。
「心」も、困難な状況の中で強くなります。日頃から善悪の判断をきちんと行うとともに、辛く苦しいことを理性で耐え忍ぶことで心が鍛えられます。誰にでも、自分の思うようにならず辛く苦しい時があります。そこで逃げ出さずに我慢する。この困難が自分を鍛え強くしてくれると考え、耐えてなお前向きであることが大切です。
緊急事態宣言の中、授業や部活動、学校生活に制限があります。感染予防を徹底し、この困難を乗り越え、皆さんが今年一年、健康で、向上心を強く持って謙虚に学び、「前へ前へ 高く高く 強く強く」努力していくことを期待します。