秀明大学学校教師学部附属 秀明八千代高等学校

トピックス一覧

クライミングで8位入賞

 6 月 18 日(日)に千葉県立幕張総合高校クライミングウォールにて行われた千葉県高等学校総合体育大会登山大会クライミング競技(リード競技)に、岩澤愛海さん(1-9)が出場しました。 

 全競技者の中で唯一の高校 1 年生である岩澤さんは予選を勝ち抜き、決勝に進出。決勝では記録 13+となり、最終成績 8 位に入賞しました。

 クライミングの中でもリード競技は難易度が高い競技ですが、初出場でこの成績は大変素晴らしいものです。今後の活躍が期待されます。

書道部 季節の花で作品を書く

書道部部長(高3-5)中澤嬉帆さんより、作品展示についてメッセージを寄せてもらいました。
「高円宮杯の出品が終わり、花の名前と花言葉を書いた作品を制作しました。昨年は部員全員で一つの大きな作品を完成させ、第二校舎の階段の踊り場に展示させてもらいましたが、今年は新たな試みとして作品を書き、さまざまな場所に展示しています。装飾にもこだわり、花のイメージにあった画用紙を使用し、色鮮やかに仕上げました。部員一人ひとりの個性あふれる作品が校内のいたるところに飾られています。来校された際にぜひご覧ください。」

高校空手道部、関東大会で活躍

6月9日(金)~11日(日)に埼玉県深谷市総合体育館にて行われた令和5年度関東高等学校空手道選手権大会で、空手道部が個人・団体種目ともに好成績を収めました。男子は団体組手で準優勝、団体形で3 位、女子は個人組手で5位入賞を果たしました。成績・メンバーは次の通りです。(敬称略)
男子団体組手[準優勝]:青木珂那斗(3-5)、大島竜誓(3-3)、徳永翔(3-5)、堀口堅護(2-4)、堀越優気 (2-6)、山口蓮央(1-7)、斎藤珀伸(1-9)
男子団体形[第3位]:山川寛太(3-4)、佐藤憲太(3-5)、村越冬空(2-3)、吉田翔(2-12)、満田紘武(1-8)
女子個人組手[第5位]:西立野千空(3-9)

ユネスコスクールに加盟

この度、本校の長年にわたるSDGsへの取り組みが評価され「ユネスコスクール」に認定されました。

ユネスコスクールとは、「ユネスコ憲章」の前文にある「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」という理想を実現する学校です。加盟校同士が活発に交流し、地球規模の諸課題に若者が対処できるような教育活動を展開することが目的とされます。

ユネスコスクールへの登録は、大変高いハードルでしたが、その高いハードルを越えた今、世界182か国、12000校以上のユネスコスクールとの交流が可能になります。

本校の、ユネスコスクールとしての活動にご期待ください。

体育大会を実施しました

台風の影響で順延となっていた体育大会が6月5日(月)開催されました。ダンス部のオープニングセレモニーから始まり、多数の保護者の皆様に観覧いただきながら、学年種目の「玉入れ」(中学)、「大縄跳び」「棒引き」(高校1年)、「台風の目」「綱引き」(高校2年)、「大玉競争」「騎馬戦」(高校3年)が実施されました。そして、最後の種目となった「クラス対抗リレー」では、抜きつ抜かれつの展開に応援席から大きな声援が送られ、大変な盛り上がりを見せました。

高2イギリス英語研修 帰国

高校2年生94名は5月24日(水)に2週間のすべての日程を終え、無事羽田空港に到着しました。この研修を通して生徒たちはたくましく成長できました。

DayTrip(校外学習)に行きました

高1横浜八景島シーパラダイス
高校2年よみうりランド
高3ディズニーランド

本校生徒がラジオ出演 ~イギリス英語研修を語る~

bayfm78「シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき」のコーナー、『スゴイ中高生に、ぶっちゃけホンネを聞いてみた』で、本校のイギリス英語研修について紹介されます。
4月20日、海浜幕張のスタジオで収録が行われ、高校1年の岩崎空さん、中学3年の小林由奈さんが参加しました。
同番組木曜日のコーナー、パーソナリティーはお笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世さんと放送作家のミラッキ大村こと大村綾人さん。岩崎さんと小林さんのしっかりとした受け答えに、担当プロデューサーからもお褒めの言葉をいただきました。放送は、4月27日(木)の17:20頃~の予定です。
皆様、ぜひお聞きください!

(番組HP)シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき- | bayfm 78.0MHz ベイエフエム

小林さん(左)と岩崎さん
まずは打ち合わせ
収録の様子
収録語に記念撮影

川島理事長が紺綬褒章受章

川島幸希秀明学園理事長・秀明大学学長は、全国で10冊ほどしか現存が確認されていない萩原朔太郎の第一詩集「月に吠える」の初版無削除本を、朔太郎の郷里である群馬県前橋市に寄贈したことにより、このたび紺綬褒章を受章しました。なお伝達式の模様は、下記のURLで見ることができます。

群馬テレビ YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=N0JHhgT_Qkk&t=130s

高校2年理数探究 色素増感太陽電池の製作の授業レポート

 12月19日(月)1・2時間目に、化学室にて、色素増感太陽電池の製作をしました。色素増感太陽電池は、太陽電池の一種で、家庭用のシリコン太陽電池と比較すると起電効果は劣るものの、製造コストは低く、学校教育で扱うことできる電池です。対象の2年6組は、文化発表会でサイエンスフェスを催したり、総合的な探究の時間ではエネルギー問題について取り組んだりしてきました。授業では、これまでに生物基礎で光合成を学び、化学の授業では電池の構造を学びました。また、これから物理の授業で原子レベルのエネルギーを学びます。今回は、2年生の集大成として、太陽光パネルをグループで作成し、オルゴールを鳴らすことを目標に学習を行いました。

 まず、電気伝導ガラスに酸化チタンペーストを薄く均一に塗り、その後加熱をします。はじめは弱火で2分、その後強火で10分、最後に弱火で2分間焼き付けました。

酸化チタンペーストを塗る生徒
ガスバーナーで焼きつける間の化学特講で電気の仕組みを確認
化学電池の構造を再確認する演示実験

 はじめ2分間の加熱時にポリエチレングリコールや水が蒸発して煙が上がり始めると生徒たちの集中力が一層高まりました。※安全な状況での実験を行っております。

 その後、40℃に熱したハイビスカスティに加熱したガラスを静かに入れ、色素のアントシアニンを15分かけて吸着させて負極の完成です。

ハイビスカスティでアントシアニンを吸着させる
色素吸着させる間の生物特講で光合成を再確認

続いて、正極を作成します。
もう一枚の電気伝導ガラスにろうそくのすすを付け、その上にろ紙を敷き、さらにヨウ素液を滴下させます。これで、正極の完成です。

 最後に、正極と負極を合体させて、色素増感太陽電池の完成です。

ヨウ素液をろ紙にしみ込ませる生徒
太陽光パネルの組立て作業を学ぶ生徒

一人1セルの太陽光パネルを作り、グループで4セル直列接続させました。マルチメータで確認すると、太陽光に当てたときに1.5Vの電圧が生じています。オルゴールを接続すると音が鳴りはじめて感動の声が上がります。最終的にはすべてのグループで太陽電池を制作でき、エネルギーについての理解を深めました。この後、生徒たちはこの実験内容も含めて、探究活動の成果をレポートにまとめていきます。

太陽光をパネルに当てる生徒たち①
太陽光をパネルに当てる生徒たち②
完成したパネルを太陽に当ててオルゴールが鳴るのを確認
無事にオルゴールがなって、喜ぶ生徒たち

 また、今回の授業では、実験の合間に、化学の教諭からボルタ電池の実験の演示を受けて、化学電池の復習をしたり、生物の及川教諭より食物連鎖の仕組みと光合成時のおきる電子の移動の仕組みの復習を受けました。科目を横断しながら、日頃の学びを実生活への利用に連想していくことで、エネルギーがさらに身近なものとなったはずです。3学期は、他クラスでも同様の実験を行う予定です。

 最後に、今回の授業は東京理科大学川村康文教授の研究室にご指導いただくとともに、本校の実験助手が1年間かけて薬品等の調整を行ってようやく実現した研究授業になります。さらに、担任にはHRの総合的な探究の時間を理数探究とコラボレーションしてもらいました。協力をしてくださったすべての皆さんありがとうございました。
 生徒の皆さんは、これまで太陽光パネルを見たり使ったりはしたことがあったかと思います。ですが、今回のように実際に太陽光パネルを作成したことがある人は少ないことでしょう。エネルギーは我々にとって非常に大きな課題です。この授業をきっかけにこれから様々な科学を学びながら、皆さんが大人になった時に、どのエネルギーをどのように使うかを選択できるようになってほしいと強く願います。

生徒の感想①
 6組は探究活動で色素増感太陽電池を作る実験をしました。
 色素増感太陽電池は化学、生物、物理の三つの知識を使い、理屈は少し複雑なものでした。4人1組でロウソク係、ガスバーナー係、実験写真係、講義記録係と役割分担をし、初めは失敗してしまうかもしれない、と少し緊張していました。私の担当したガスバーナー係は実験の中で弱火2分、強火10分、弱火2分と温度を変えなければならず、上手く温度を変えられないと班員の実験が失敗してしまうという重要な仕事でした。とても不安でしたが、金曜日に先生が1時間みっちりガスバーナーの使い方を教えてくれて自信を持つことが出来ました。そのおかげで実験中も正確に温度を変えて無事に実験は成功。自分たちで作った色素増感太陽電池でオルゴールを鳴らすことが出来ました。
 実験自体はとても楽しかったです!
 私たちは理系クラスなので、私を含めほとんどの人が実験が大好きだと思います。ですが私たちは高校に入ってからコロナの影響と授業が終わらないこともあって実験をほとんどできずにいました。ですので実験ができて嬉しかったですし、先生がやり方を詳しく教えてくれて、ほとんどの人が成功できていました。実験中は、無闇にものに触れたり危険な行動をする人もおらず、みんなで大好きな化学、生物、物理を楽しみながら将来の地球環境を考えたクリーンなエネルギーを作ることが出来て本当にためになりました。
 みんなでひとつの事を成し遂げる素晴らしさ、成功した時の喜びを感じ、馴染みのあるヨウ素液、ろ紙、ロウソクの煤、ハイビスカスティーなどが多いのに、それを組みあわせるとエネルギーになるということに驚きました。貴重な体験をありがとうございました。

生徒の感想②
 今回の実験はSDGsに示されているエネルギー問題に関連した実験で、色素増感太陽電池というものを作成をした。これは俗に言う太陽電池のことで、小学生や中学生のときにも、これが次世代のクリーンなエネルギーの一つであるということは学んでいた。しかし今回はその太陽電池の作成ということで、一体どんなものなのかと実験前から興味はあった。また、ただ作るだけではなくそのメカニズムを調べるということで、ただ実験で終わるのではないところが大変貴重な経験になったと思う。実際の実験では物理の先生が作り方について授業をしてくれて非常にわかりやすかった。自分が何をしているのかを理解できるように、その作業について一つずつ説明してくれた点が特によく、戸惑うことがなく理解の助けになった。その他にも科学や生物にも関連付けて授業してくれたため色々得るものもあり良い時間を過ごせた。太陽電池の作成では、実験前に少しでも間違えたら全く動かないと聞いて、成功するのか心配だったが、その電池を使ってオルゴールを動かしてみるとしっかりと音が聞こえて、単純に感動した。実験後はしっかりと太陽電池のメカニズムを理解すると同時に、この実験がエネルギー問題に関心をよせ理解を深めるきっかけになれば良いと思う。

生徒の感想③
 今日の1限2限で実験を行った。
 内容は太陽光電池を作るというもので初めてやった。始めの方は全く想像できなくて、分からなかったが、実験を行っていくとともに、理解ができた。自分が思っていた太陽光電池の作りはもっと時間がかかり面倒だと思っていたが、やってみると意外と簡単で楽しく実験ができた。科学の技術などを使いこなせると色々なものが作れることに感動した。これを機にもっと色々なことを学んでたくさんの実験をやりたい!

生徒の感想④
 今日は、色素増感太陽電池を作りました。
 最初は負極の作成から入りました。酸化チタンペーストをムラができないようにガラス棒を使って伸ばしました。この作業が1番楽しかったです♪(スポンジケーキにクリームを塗ってる感じで) 次に、ガスバーナーで弱火 2分、強火10分、弱火 2分で熱しました。金曜日に、ガスバーナー特訓をしたのですが、1人だけ出来なかったのでどうなるかと思いましたが、本番では他の8グループと同じくらい出来るようになっていたのでホッとしました。実験助手の方も「100点だよ。」と褒めて下さって、とても嬉しかったです。今回の実験でガスバーナーの使い方をマスター出来て、一石二鳥をした気分です。(1つはガスバーナー、もう1つは電池の作り方)
 次はハイビスカスティーに熱した負極を入れる作業をしたのですが、これが本当に難しかったです。何が難しかったかというと2つあります。1つはピンセットで負極のガラスを掴むことです。ピンセットで端っこを掴むことができなかったので、ピンセットを広げて掴みました。もう1つは、ハイビスカスティーに入れるという作業です。ゆっくり入れないと白い部分が剥がれてしまい、ボロボロに崩れるとのことでしたので、慎重に入れたのですが、ピンセットが取れなくて、多少乱暴になったせいか少し崩れてしまいました。
 こんな感じで負極を作りました。正極は、すすをつける作業で、簡単且つ早く終わりました。
 次に負極と正極を組み合わせたのですが、これが1番苦戦しました。ちょっとずらしただけで、負極の白い部分がバラバラになってしまい、グループの中で1番汚い電池が出来ました。
 最後は、グループの人の電池を繋げてオルゴールが鳴るかドキドキしながら作業しました。見事に成功し、太陽があまり当たらなくても大きな音が鳴って嬉しかったです。他のグループとも繋げてみたら更に大きい音が鳴りました。この電池は、低コスト、低エネルギーで生産出来るので、今の時代にうってつけだと思いました。

 今回の実験では、ガスバーナーの使い方をマスター出来たこと、クラスの人との団結力が深まったこと、誰も怪我することなく実験を成功できたことが良かった点だったと思います。またこのクラスで実験をして、更に絆を深めていきたいです。

入試に関するお問い合わせ

047-450-7001