秀明大学学校教師学部附属 秀明八千代中学校

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富谷学校長の「2学期終業式のことば」

 秀明八千代通信でもお伝えした富谷学校長の「2学期終業式のことば」を紹介します。

 終業式を迎え、今年1年も残すところわずかになりました。この1年間、健康で勉強できたことに対して、まずご両親をはじめ皆さんを支えてくれた大勢の人たちに心から感謝をしてほしいと思います。そのためにも休み中は規則正しい生活をし、家の手伝いをして家族とのふれあいを大切にしましょう。

<通知表を見てしっかり反省すること>

 今日手渡される通知表ですが、秀明では、『通知表は、生徒の努力の結果を保護者に伝える目的で、学期ごとに家庭に届けているものである。この通知表を見て、しっかり反省し、次の学期に向けて新しい目標を定め、計画を立て、学習に取り組む決意を促す資料としてほしい』と指導しています。

 通知表の結果によっては、喜ぶ人も、がっかりする人もいることでしょう。しかし、その結果にとらわれて一喜一憂するのではなく、よかったことは「来学期もっと伸ばそう」、不十分だったことは「来学期こそよくしよう」と、前向きに考えることが大切です。不十分だった教科および分野は、複数の教員のアドバイスを受けて、この冬休み中にもうひと頑張りしておくことが大切です。

 特に「共通テスト」や「志望校の一般入学試験」にチャレンジする高校3年生は、綿密な計画を立て学習に専念し、自信を持って受験に臨むことを期待します。

<秀明の生徒を自覚して行動しよう>

 今年の新語・流行語大賞は「3密」。日本だけでなく、世界中が新型コロナウィルス感染拡大の猛威に今もさらされています。ワクチンの接種が始まった国もありますが、まだまだ予断を許しません。連日、暗い話題ばかりが報道される中、先日の「はやぶさ2の地球帰還」のニュースは一条の光明となり、日本人の心に射しこみました。

 5月まで臨時休校の措置をとったり、学校行事の中止や延期を決定したり、2学期末は再びの臨時休校と、本校にとってもこれまで経験したことのない1年を過ごしてきました。この冬休みも「ステイホーム」が求められています。皆さんは「善いことと悪いこと」「許せることと許せないこと」を念頭に置くことはもちろん、命と健康を守るために、いつもの年末年始とは異なる行動をしなければなりません。具体的には『自分の行動、決断を親が喜ぶのか』『これは、自分と周囲の命と健康を大切にすることなのか』を常に考えることが大切です。街中やインターネット空間での年末年始の特別な雰囲気に流されず、知性と理性を持った秀明の生徒であるという自覚を堅く持って、今年の冬休みを有意義なものとしなければなりません。コロナ禍といえども2020年の冬休みは1度きり、2度とない青春時代を無駄にする理由にはなりません。心の学習で培った想像力と思いやりを発揮して、自分はもとより、自分を支えてくれるすべての人々にとって喜ばしい新年となるよう、一日一日を大切に過ごしましょう。

 2021年、皆さんが新たな目標と希望を胸に、笑顔で正門をくぐってくることを心より願い、終業式のことばとします。

2020年12月24日   学校長  富 谷 利 光

サザンカ (花言葉は「困難に打ち克つ」

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